リトミックはどんな効果がありますか?
知識を教え込む時代は終わりました。リトミックは音楽を感じ取り、考え、行動する一連の流れの中から様々な潜在的能力を育みます。幼少期に親御さんと一緒に歌い、身体を動かす事は愛情で心を満たし、その後の人生に一番必要である「自己肯定感」を育む事へと繋がります。

ベビーリトミック

お腹にいるときから赤ちゃんはママの声を聴いている

赤ちゃんは母親の優しい歌声を聞きながら、無意識のうちに手足を動かします。リズミカルな歌には興奮気味に手足を動かすのです。歌の響きに反応しているのでしょう。お腹の中にいた時も、同じような反応をしていたに違いありません。精神科医トーマス・バーニー氏によれば、胎児は胎生六ヶ月を過ぎると、常に周囲の音に耳を傾けていると言います。基本的には母親の心臓の鼓動を聞いていますが、それに加えて父母の声や音楽、周囲の音、日常の雑音にも注意を払っています。この時期から、赤ちゃんは音楽との出会いを始めているのです。

赤ちゃんはまだ一人で動けないし、何もわからないように見えるかもしれませんが、周囲の大人が物質的にも精神的にも安心安全な環境を整え、愛情を込めて支援することで、しっかりと感じ取ることができるようになります。。

初めての「見ること」、「聞くこと」、「触ること」

はじめての「見たり」、「聴いたり」、「触ったり」・・・
心地よい音楽とその音楽に合った動きが親子の愛着を深めてていきます
ベビーのためのリトミックは楽しく音楽に慣れ親しみながら、お家の方と先生で、子どもたちの成長を優しく見守ります。それは生きていくために一番大切な「自己肯定感」の育みの土台になっていきます。

ママの声でうたえば・・

母親の声が特別なのは言うまでもありません。幼児のリトミックをしていると時々まわりの子たちちと音の高さが合わない子がいます。音痴ではないのですがママやパパとうたうという経験が少なかったご家庭に多く見られます。保育園や幼稚園では「元気に」「大きな声で」といったニュアンスでうたうことが多く、優しい・キレイ・悲しい・さびいいなどと言った微妙なニュアンス表現まではあまり求められません。ですから小さいうちからママの声でたくさんお歌をうたってあげましょう。そうすることで色々なニュアンスを感じ取れるようになります。またお歌がうたえる月齢になるとママの歌をまねっこをするようになり、一緒にうたえば、歌うことの楽しさを育むことに繋がります。
リトミック研究センター認定教室のベビーや1歳のリトミックでは、月齢に合ったわらべ歌や易しい童謡を用います。音楽やわらべ歌に合わせた動きをお家の方と一緒にし、楽しい活動に発展させていきます。